2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ペドロ・コスタ監督特集

5月にイメージフォーラムで公開される新作「コロッサル・ユース」に先駆けて、3月20日から28日までアテネ・フランセ文化センターで行われたペドロ・コスタ監督特集。「骨」を見逃したのは痛いけれど、数日間で「血」「溶岩の家」「ヴァンダの部屋」「…

映画を観る

今日もアテネフランセ、いよいよ最終日。最初こっちに書いたのですが、奔屋ブログのほうに感想を移しました。 http://d.hatena.ne.jp/hon-ya/20080328/p4 下記に移しました。トークのあと、下北沢の気流舎で、素人の乱のMさんなど、高円寺+下北沢勢の話に加…

3.22「全共闘世代VS自分探し世代」@阿佐ヶ谷ロフト

3月22日に行われた阿佐ヶ谷ロフトでの「全共闘世代VS自分探し世代」のイベントについて、ロフトの平野悠さんがブログに「反省」を記しています。イベントの模様を収録したDVDを見直しているほどで、いかに、平野さんがこのイベントに力を入れていたかを伺…

デジャヴでつながる恋もある

いくつかショッキングな事態に直面する。ひとつめ。「エクス・ポ」1号にインタビューが載っていた榎本俊二の『ムーたち』を電車の中で読んで、思わず吹き出してしまい、あわてて花粉症で鼻がむずむずしているフリとかしてみたのだが、そんなことはとりあえ…

アホイ

夕方から下北沢で某企画の打ち合わせ。夏に向けて、少しずつだけど進展しています。そのあとアテネフランセでポルトガルの映画作家ペドロ・コスタの短篇と七里圭×柳下毅一郎のトークショー。満員。何人かの友人に会う。「眠り姫」の七里圭はやはりここでも、…

いくつかの事件について

土浦の無差別殺傷事件につづき、今朝は広島の廿日市で自民党の平口洋衆議院議員が演説中に襲われたそうです。私はあんまり、そうした事件についてジャーナリスティックに語るような手法を持っていないというか、封じているし、複数の事件を結びつけて語って…

翻訳文学

DVDで「天才マックスの世界」。ウェス・アンダーソンは楽しいなあ。ハッピーエンドはかくあるべし。それからある本を読み始めて、わくわくしています。翻訳ものですが、近年、英語圏やフランス語圏以外にもスポットが当たりつつある傾向は歓迎です。たったひ…

新居生活

ウェス・アンダーソンブーム。不覚にも「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」に涙する。いや決して、家族の物語に涙したわけではなく(してもいいけどさ)、涙というものはほんとうに、無意味に、不意に、訪れるものなのです……。というわけで、残るは「アンソニ…

ブルーベリーな彼女

ウォン・カーウェイ監督の「マイ・ブルーベリー・ナイツ」を観る。ノラ・ジョーンズの出演で話題(?)になっている、スタイリッシュな恋愛ロードムービー。色彩感覚と音楽は楽しいのだけど、肝心のブルーベリーパイが……。空腹時に観るといいのかもしれませ…

「ダージリン急行」

昨日は長い日記を書いてみたのだけど不調というか過剰のためにお蔵入り。あ、「接吻」を観ました。これは、すごい、とだけとりあえず。今日は早起きして快晴!なので洗濯物を干して新宿へ、ウェス・アンダーソン監督の「ダージリン急行」を観る。藤原帰一、…

下北沢=阿佐ヶ谷

下北沢へ出て、City Country Cityで遅めのランチ。明太子のパスタ(絶品!)とリンゴジュース。おにいさん(まっつんさん?)から「路字読みましたよー」と声をかけていただきました。そして南口に出て、仲俣さんと南陀楼綾繁さんと合流。駅前広場で路上ライ…

お引っ越し

雨だ。そして寒いのだ。 今日は引っ越しをしました。といっても、同じ家の中の1階から2階に移るだけですが、念願の2年ぶりの地べたからの脱出。部屋は少し狭くなるので、以前のようにパーティを開いて友人知人をたくさん呼んで、というスタイルはやりにく…

趣味で書いてます

昨日は映画の試写会を観に行きました。仕事で。でもそれを「仕事」と呼ぶのはどうなの?って気もして。職業柄、仕事とそうでない領域の区別をつけにくくて、お金が発生するかどうかがひとつの基準ではありますが、最近はたとえば「路字」については「趣味で…

「ニッポンの小説はどこへ行くのか」文學界4月号

今月の文芸誌の目玉企画とも言える文學界4月号の11人大座談会「ニッポンの小説はどこへ行くのか」。メンバーは岡田利規、川上未映子、車谷長吉、島田雅彦、諏訪哲史、田中弥生、筒井康隆、中原昌也、古井由吉、山崎ナオコーラ、そして司会が高橋源一郎。…

湖畔にて

湖にほど近い山荘に行ったのに、湖を見なかった。変な人たちがいた。わかったことは以下の3つである。 ・世の中には変な人がいる。 ・変な人がいるところには、変な人が集まってくる。 ・そして私は変な人がけっこう好きだ。 帰ってきたら、同居人たちがト…

なんと気持ちのいい連中だろう

そして気分的にはこんな感じ。

存在と時間

仲俣さんと「路字」1号の打ち合わせ。そこで帰ればよいものを、吉祥寺の百年まで一緒に行ってしまい、さらにパンと珈琲でひたすら雑談。もう、どうせならお酒飲んじゃえばよかったんじゃないか問題。 アレコレの関心事が明確な像を結びつつあり、いっぽうで…

よし、早起き! 適切な睡眠時間を摂取しました。窓を開けてみたら、昨日の大雨で空気が一新されている。昨夜、仏革本の門松宏明(id:note103)さんに奔屋からトラックバックを送ったら、トラックバックを返してくださった。しかもコメントつき。まったく、私…

春雷、ほとんど愚痴のように

朝起きたら30%くらいズレている。やっちまったなー、という感じ。毎日およそ5%程度のズレは経験しているが、これはひどい。あまりにひどい。家から逃げるように自転車で。だから、それが間違いだってば。天気予報はちゃんとチェックしましょう。

旅打ちの準備

もうダメだ、いろいろムリぽ。あきらめる。映画「ロスト・イン・トランスレーション」を観る。観なければよかった。そんなことをしている場合ではなかった。もっとやるべきことがあるのだ。でもいい。現実逃避。明日は山へ行く。かっぱいでくると彼女に約束…

思いつきのようではあるけれど

昨夜、仲俣さんと話していてさまざまなアイデアが浮かんだのだが、その中でひとつ引っかかっていることがあって、朝風呂に浸かりながらゆっくり反芻してみたら、こないだ見た夢のことを思い出した。するとその瞬間に爆発的にイメージが膨らんで、おお、これ…

100年ぶり

フィンランド南部で貸し出されていた図書が100年ぶりに戻ってきた、というニュース。すごいスケールだけど、いったいどのようにして「返却」されたのか、気になる。っていうか、ほんとはそんなこと気にしてる場合じゃないんだけど、現実逃避です、でもロ…

山賊ジュリアーノ

今日は渋谷で奔屋の未来を左右するような大事な打ち合わせ。終了後、相棒小西と「なぎ食堂」で作戦会議。ベジタブルな料理がとても美味しかった。オーナーの小田昌房さんにお会いして、路字を手渡し。貴重なお話も聴ける。さらに「Sweet Dreams」という雑誌…

春到来

忙しくなってきました。奔屋の今後のスケジュールも大まかに把握しておかないとやばそう。今日は某企画Aや某企画Bの打ち合わせなど、順調に進んでなによりです。春めいた陽気のせいか、何通かのメールを路字ポストにいただきました。とても嬉しい! というか…

]Life第二期終了

TBS「文化系トークラジオLife」の第二期が終了しました(4月以降も深夜枠ですがさらにグレードアップして続くそうです)。赤坂のスタジオにお邪魔したらすでに緊迫した雰囲気があり。「ダ・ヴィンチ」の取材があったおかげで、すでに場が温まっていたようで…

チェルフィッチュ「フリータイム」

演劇というものは敷居が高いと思っている/思っていた。シネフィルよろしく演劇フリークの(ゆるい)共同体というかサロン層があって、彼や彼女たちが、彼や彼女たちにしか分からないような参照系の言葉で演劇を語り合っている(という偏見があり)、そのつ…

チェルフィッチュ遭遇

いやー、徹夜明けでふらふらだったけど今日ついに初めてチェルフィッチュを観てしまいました(岡田利規さん演出のラジオドラマ公開収録は観たことあったけど)。なんか人気だから今さらミーハーもやだし、とか無駄に思ってたんだけどそれ以上に好奇心が勝っ…

DVD「ガスパール 君と過ごした季節」

南仏プロヴァンスに海辺のレストランをつくろうとして、廃品回収に精を出す文無しのロビンソン。ある日、実の息子に捨てられた老婆ジャンヌをも連れ帰ってしまう。失業仲間のガスパールは「追い出せ!」と大激怒。おまけにロビンソンは貧しい子連れの未亡人…

DVD「ライフ・アクアティック」

公開中の「ダージリン急行」を観る前の予行演習として、前作「ライフ・アクアティック」をDVDで。恥ずかしながらウェス・アンダーソン監督の映画は初体験。なるほど、いや、これはこれは。 世界的に有名な海洋冒険家のスティーヴ・ズィスー(ビル・マーレイ…

風が吹けば

強い風が吹きつける。一緒に歩いていたクライアントの女性が飛ばされそうだ。その巨大な荷物を捨てろ! と言うと彼女は鞄をあけて、ジョージ・オーウェル全集やら洋服やらがバサバサと風に運ばれていったのだが、ただひとつ、弓道の道具一式だけは残して鞄を…