2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

風邪

めまいがする。いろんなことが〈私〉に関係してくる。何を見ても何を聴いても。これは驚くべきことだと思うのだけど、いかんせん器である〈私〉は風邪で、頭痛やら口内炎やらと闘っている。すべてのことは選択できない。ひとつを選べば他のものは捨てられる…

追記

あ、しかしなんとかまだ大丈夫です。いうなれば「防御フィールドを前方に集中しろ!」的なことなので。よくわからないような喩えですが。

うきよ

ああ、また観たかったお芝居を見逃した。 体力ほぼゼロのなかで、なんとかシモキタまでいってビデオ(DVDに非らず)を借りてくる。というか返しにいったついでに借りたかったものを借りる。貴重な資料(飼料)だ。雨が寒い。ついでに食糧や薬など買い込んで…

今を生ききるための10箇条

精神的にかなりキツくなっている。袋小路だ。抜け道が見えていないわけでもないのだけど。たぶんあの夜から、開きっぱなしになっているせいなんだろう。開いたものは閉じなくてはいけない。いつもは夢をみて調整してるけど、あれからほとんど眠れていない。…

分裂

昨日はフルカワヒデオ200ミニッツ予想をはるかに超えて凄かった。ANIMAのヴォーカル小島ケイタニーラブがうまいことアイスブレークした舞台に虹釜さんと鈴木康文さんが再登場して以降、脳の奥のある部分に何かが届いて開放を迫ったのであとは開けたままにし…

フルカワヒデオ200ミニッツ

今夜は渋谷O-nestでフルカワヒデオ200ミニッツ。様々なアーティストと朗読のコラボです……だと思います。書くことと読むこと、そして喋ること、さらには演奏すること、はすべて異なるものだと思いますが、ある意味ではそれがひとつの空間の中でギュッと濃縮さ…

ご期待下さい!ご期待下さい!

ヘアカットさん

最近ではTwitterもあるわけだし、ブログの存在意義は相対的には下がる、だからここは自分自身のために書こうと思いながらも、やっぱりブログは外側に向けて書くわけで、だからここで何かを紹介するとなると、それは「その存在を多くの人に知ってほしい」とい…

時間堂『スモールワールズエンド』

昨夜は、時間堂のワークインプログレス(試験公演)を観に行きました。上演されたのは『スモールワールズエンド』の中から、マリヴォー「奴隷の島」とアゴタ・クリストフ「星々を恐れよ」の2本。「奴隷の島」はきわめてグロテスクなユートピア的風刺作品。…

反世界の旅

ある部分だけを取り上げれば、あたかも「私/自己/個人」VS「他者/集団/社会/システム/世界」というような安直でナイーヴな二分法にもとられかねないのだが、倉橋由美子の第一作品集『パルタイ』(1960)は、実は(というか当然)そうした居心地の良い…

凹型の世界(密告=告白)

あなたがたはなにごとにも口実をみつけることができる。ぼくもそうだった。ぼくがLにたいしてサディストであることの理由づけは、彼女がぼくの妻となって祝福されるときも騒ぎたつ海に入水するときも、けっしてぼくは手を握ろうとしなかったし興奮ですこし…

……

今朝の読売新聞の文化面には、ノーベル文学賞のヘルタ・ミュラーの話とシモーヌ・ヴェイユ生誕100年の記事が載っていて、ささくれだっていたわたしの心はいくらか休められた。もうこの星に居場所はないのだから、どこかに脱出しなければ、などと途方もな…

「翻訳者の課題」接線と円の比喩

三省堂、仲正さんのベンヤミン講義第二回、テキストは「翻訳者の課題」(岩波文庫『暴力批判論』所収、野村修訳)。

flexibleな小説のためのささやかな拒絶

ただひとつの小さな望みは、これが小説という曖昧で否定的な形式を多少歪めるか押しひろげるかして自分の場所を確保する可能性にかかっている。だからこれは明らかに、ある堅固な小説概念の破壊を仕事とした反小説でもない。すでに破壊という形式だけが唯一…

「パンドラの匣」

いよいよ今日からです。テアトル新宿ほかでやっとるぞ。http://www.pandoranohako.com/index2.html ぼくはこの映画に、「映画」という枠組みを更新するたくらみを感じます。と同時に冨永昌敬という監督はきわめて遊び心にみちたエンターテイナーでもあり、そ…

そして夜が明けた

反ナルシシズムとしての「オント(恥)」

ひさしぶりに倉橋由美子を読んでみたらすごく面白い。不覚。離れられない止められない。けれど既視感もあって、それは随分前に『聖少女』を読んだからとは別の理由で、なんだろうと思ったらそうだあの人だ。村上春樹の小説群、とりわけ『ノルウェイの森』は…

「BRAZIL」

台風の音で目が覚めたので夜の仕事をすることにした。集中できる。で、休憩にと思って矢野くんが新しくはじめたブログを見てたら「BRAZIL」の記事が書いてあって、すぐに頭にあのメロディが流れたので聴こうと思ってYouTubeをひらいたらこれがあった(笑)。…

六十億総プチ・フィクション時代における呪術作品

恥ずかしさを回避するための最良の方策は、何も言わず、何も書かず、できれば何も見ず、何も聴かないことである。何かを見たり聴いたりしてしまうと、どんなにお口にチャックをしようとしても、そこからつい何かが洩れ出てしまわないともかぎらないのだから…

それなりに忙しくもあり、かつ、そこそこ順調に事が運んでいるようにも見えるのだが、精神的には敗北しているようにも感じる。社会的な成功や失敗と無縁なところに何かがある。とはいえ、社会的なものとまみれることでしか、その先は見えてこない。一言でい…

『トーチカ』

この世界に留まり続けようとする勇気を、映画『トーチカ』には感じる。それは、炎に灼かれなければ海に呑まれるか、あるいは風にさらわれて砂となるような宿命のなかを、かろうじて生きている。島国のさらなる辺境で。 http://www.tochka-film.com/

さあみなさん!

問題です。これはどこの町でしょう?(難易度:上級) 正解はこちら。http://www.yoshi-kuni.jp/index.php?id=09100001