Foto residents


兄は、なんだか絶好調みたいです。やっぱ気分転換は大事ですねー。でもまだまだ先は長いので、程よいところでカームダウンは必要かと。あんまりテンションに頼りすぎないでー。


さて今日は四谷のTOTEM POLE PHOTO GALLERYで写真展「Foto residents」を観てきました。高知で沢田マンションを案内してくれた岡本明才さんをはじめ、沢田マンションの住人たち3人による写真展。岡本明才さんは実験的な作風で奇人ぶりを発揮し、杉本春奈さんはみずからの世界観を提示しようとし、若林花見さんは目の前に存在しているものへの驚きをただただ写し取る、というふうに、それぞれ作風の違う3人。展示場所がなんか、微妙に谷っぽいんですよね。行ってみたらわかるんですけど。


たんに地元出身のアーティストが東京に進出する、ということでは全然なくて、いま高知には東京やその他の地方から住みついた人たちも結構多くいて、実はどこの出身かってことがそれほど関係なくなりつつある。そんな彼らが東京で個展を開いたりして、行ったり来たりしている。人間はついに土地の呪縛を離れつつあるのではないか、という予感もあります。や、もちろん、人間がある土地から、その土地が持っている力の恩恵や呪いをくらう、ってことはこれからもずっとあるだろうと思うんですけどね。でも土地=人間=物語が一直線にリニアに繋がるのではなく、複層的になってあちこちに租界ができる。そして人間はつねに越境しつづける。それは、私たち兄妹の理想でもあります。


ちなみに昨日兄は、生まれて初めてスカイプを使って人と会話したそうです(笑)。いま東京でもっともホットというウワサの柴家(居候や客人がたむろしてる)のみなさんと。