ひきつづき


毎日アゴラに詰めている。昨日ようやく雑誌の封入がおわった! 来てくださったみんな、ありがとう。それはさておき、神里雄大の『グァラニー〜時間がいっぱい』は3回観て3回とも泣いた(3回めはロビーのモニターだったにも関わらず)。この作品はよほどの何かであるのだと思う。杉原邦生『14歳の国』は、いよいよ直視できないほどのすごいステージに到達しつつある気がする。ついに拍手が起きなかった。できれば残りぜんぶ観たい。そして篠田千明の『アントン、猫、クリ』。……まだうまく言葉にできないけど、いまこれを観ている我々は、なにかの誕生の場面に立ち会っているのだという興奮を覚える。既存の認識の枠(物語の筋とか、わかりやすさとか、演劇とか、これはダンスなのかとか)に当てはめるのではなく、目の前で起きているその奇跡に近い現象と、それらを構成しているもの(音、映像、光、声、役者の身体、疲労、躍動、動き、風、熱、音波、波長、などなど)をとにかく体感したい。今これを観られるのはたぶんものすごく幸福なことなのだ。今日はこのあと14時から4回目の公演。まだチャレンジすると言っていた。