へんじん


衆議院が解散した。次の選挙を楽しみにしている自分がいる。でもそれは政党とか政策に期待する、ってこととはまったく違っている。たぶん、そういう発想であるかぎりにおいて、「政治には何も期待できない」し、「誰がやっても同じ」というクリシェを呟く羽目になる。だから別にそういうところにはワクワクしない。もっと別の期待感。と同時に、さすがに30年以上生きてくると、浮ついた期待感だけでは興味を持てない。いろいろ考えるところはある。


ところで、最近(といってもここ2日くらい)あんまりフットワークが軽くない。昨日も楽しみにしてた試写会にいけず。ピアフィルムフェスティバルとかも観たいんですけど……。まあ、軽くない、っていうのも嘘なんですけどね。基本的には、引きこもっているほうが何かといい気がする。そうできない時も、せめてそうであるフリをしたほうがいい。


あ、しかしこないだユーロスペースにいった帰り、葛生師匠に久しぶりに呼び出され、少しお会いしてすぐ帰ろうとしたら、ぼくのことをじーっと睨みつけている男の子がいる。ううむ、なにやつ、会ったことはないはずだが、と思ったらそれは北京在住の前田くんで、おお、それはさすがに帰るわけにはいかんだろう、と少しお話したけども、やっぱり変人だった。映画を撮っている人は総じて変人が多いと思う。当たり前かもだけど。そしてそれは映画に限った話ではないのだ。