君は本当に、、、


昨日は、徹夜で作った原稿を夕方にメール送信して、下北沢に出てタウンホールにいきました。そしたら急に、暇になりました。いや、やるべきことはあるんだけど、どうしても今日やらなくてはいけない、ということはなくなって、それでどうしようかなーと思いながら散歩をしたあと、ひとりでふらりと初めての居酒屋に入りました。「路字」をやるようになってから好奇心が芽生えてきていて、それで創刊準備号の座談でも触れた「カウンターのカルチャー」を体験してみたくなったのです。ところが。


見てしまった。昨日お会いした人たちは、僕がただの酔っぱらいにしか見えなかったでしょうが、そして実際かなりの酩酊ぶりではありましたが、どうしてあれだけ気分よく酔ってしまったのか朝になって考えたときに、なんか見てしまったのです。三十年生きてきて自分というものをついに見てしまった。もちろん、見てしまう、というのはフィクションです。でもある程度、フィクションという回路を通してものを考えるようになると、緻密な論理を積み重ねていくのとはまた別の方法で、ふいに、何かをつかまえてしまうということもやっぱりあるのだと思います。道は違うのだけど。詳しくは今は書けませんが、気分的には次のようなイメージです。



またそれとはおそらく関係なく、すごい夢も見ました。マスオさんが権力者になった話とか、小学生の男の子二人組がスクリームしているとか、とある喫茶店のおそろしく軽薄なマスターが急にシリアスな人になっていて真理について滔々と語るとか。でも時間がないや。さてこれから下北沢に出て、「路字」の増刷分を折る作業。この2月は、たぶん今まで生きてきた中でもっとも体調が良い感じ。