ポナイトのあとに思うこと


ポナイト等について吉田アミさんが日記を書いてて、私があのイベントから受け取ったものについて、ほぼ代弁してくれているような気がしました(んなこと言われても困るだろうけど)。一部引用だと味が出ないのでURLだけ記しておきます。
http://d.hatena.ne.jp/amiyoshida/20080428/1209314613


ポナイトには前の仕事で知り合った人とかも来てくれてて、いろんな人が実際に動いて喋っているのをいっぺんに見られて、しかも直接話が出来たのは良かったです。自分と全然関係ないところでちゃんと世界が動いているという……当たり前のことだよね。


自分と関係ないところで世界が動くといっても、孤立感のようなものは今ほとんどなくて、むしろ充実した気分さえも感じます。「同志」と呼べるような人はほとんどいないし、みんなてんでバラバラの方を向いているとは思うけれども、疾走感や熱気といった点で、なにかしら共通するものがある。その背景には、ものを書く、ということの周辺で仕事をする同世代の知人や友人が増えてきた、ということもあると思います。そうした人たちが、今それぞれの場所で過渡期にあって、何か新しいものに向かおうとチャレンジしている。それは、少し離れたところから見ていても感じたりするので、やがて惹き付けられて出会ってしまう……そういうことが今どんどん起きているのだと思います。たとえば今回のエクス・ポ3のボーナストラックに登場した、佐々木敦以外の編集者やデザイナーがすべて70年代後半生まれだったのも、きっと単なる偶然ではなくて。


けれども、やっぱりこれはちゃんと言っておきたいのだけど、ほんとうのところは、世代なんて関係ないのだ、と思います。ある種の疾走感や熱気が、時折ある場所において結実する、その時たまたま同世代の人間が多い、というだけで。むしろどんどん、異なる世代の人や、異なる背景を持った人ともコミュニケーションをとっていきたい。でも誰でもなんでもいい、というわけじゃなくて。その勘所みたいなのがなんとなく形成されはじめたかなあという感じですかね、現在は。




さて、しばらく社交はお休みです。今日は下北沢にぶらりと歩いて出て、カルディでいろいろ食材を買って、ドラマやほん吉で資料を集めました。だいぶ準備が整ってきたので、あとは読んで、形にしていく作業だな……とやる気になってます。今、相互に関連する複数のテーマを抱えていて、そうすると古い資料も新しく見えてくるから不思議。しかも、テーマに沿って恣意的に資料を集める、ということにもならなくて、やっぱり資料を読むと予想外の発見があって、そこからまた何かが生まれてくる。この感じが嬉しくて。なんにしても、まだまだこれからです。