「今夜、列車は走る」


ユーロスペースのレイトショーで「今夜、列車は走る」。脳天を弾丸で撃ち抜かれたような衝撃を受けました。といっても、アルゼンチンの悲惨な現実に涙を流した、とかそんなことじゃなくて。ストーリーとしては、廃線になって職を失った鉄道員たちの転落人生を描いた、という、イギリスの映画「ブラス」を思わせるようなものなのですが、そしてラストは完全に予想できてしまうのですが(っていうかこの邦題をつけた人の潔さ! えらい!!)、そんなの関係なしに弾丸ですよ! 希望の光が見えた、という解釈もあるのかもしれないけど、そういうことでもなしに、とにかく、撃ち抜かれました……。


今年観た映画の中では「アイム・ノット・ゼア」とこの「今夜、列車は走る」がやばい、です。ちなみに上映期間は一週間のびたようですが、フィルムで観られるのは9日(金)までなので(以降はデジタルだそうです、ブログによれば)、ぜひお早めに。