『聖家族』朗読ギグ


古川日出男朗読ギグ@タワーレコード2日目。勢いと速度の中にも繊細さが孕まれ、音が言葉に近づいていく。すると剥奪されあるいは脱臼されたはずの意味というものが、再び別の回路を通じて浮かび上がってくるのだった。小説を、目で読む、音楽を、耳で聴く、といったことが、あたかも自明であるかのように思っている「私」の感覚はそこで完全に崩壊する。


2008年10月25日&26日というこの日付は、僕にとって非常に大きなものだったような気がする。