モモンガ・コンプレックスの衝撃


昨日、東武東上線の鶴瀬駅からバスに乗り継いで、富士見市民文化会館の「キラリ☆ふじみ」ってとこでモモンガ・コンプレックスのダンス公演『初めまして、おひさしぶり』を兄と観たんですけど、もう、あまりに楽しくてびっくりしました。とっても幸せな気分です。ああ正月なんだなって、今年初めて思ったかも。お正月って一年のいろんなものを振り落とすっていうか、みそぎ、みたいな感じがあるじゃないですか。そういうことができちゃったんですよね、ダンスで。ダンス観て。


今日、明日で終わってしまうけど、まだ観てない人はぜひ観てほしいです。私は、世の中にこんな楽しい世界があるんだーってびっくりしました。カップルでも親子でも、兄妹でもお一人様でも、きっと楽しめると思います。


http://d.hatena.ne.jp/momonga_complex/20081203/1228314462


モモンガ・コンプレックス主宰で、今回も構成・演出・振付をやってる白神ももこさんは「フツウの人が気になる」みたいなことを仰っるんですけど、今回のダンスを観てそのことの意味がすごくわかった気がします。というのは、観ているあいだじゅう観客の私は不思議なくらいにずっとリラックスしてたんですけど、それはきっと「キラリ☆ふじみ」の広い舞台に存在している、ダンスを踊っている女の子5人それからギター弾きの男の子の身体から、不要な添加物みたいなのがぱらぱらーって剥がれていくんです。わあ、これがダンスなんだって思って! それがすっごい気持ちよくて、いつのまにかこっちからもそうゆうのが消えてて、そういう世界を、ごく自然に、違和感なく作り上げているモモンガ・コンプレックスすごいじゃん、って感動しました。といっても裸になってるとかでなくて、ちゃんと衣装は身にまとっている。いうなれば妖精の舞、とか? 戯れるとか遊ぶとかって、こういうことなんじゃないかって。もうほんとに好きになっちゃったので、このまま劇場ごと家に持って帰りたいって思ったんですけど、ある意味こっそり持って帰ってきちゃったのかもしれなくて、一夜明けてもまだ、すごくあの世界が心に残っています。




会場では富士見市名物「ふじみの縄文どら焼」も買えます。東京デスロックもこの劇場のカンパニー劇団になったみたいですけど、ここ、すごくいい。兄は二日酔いが治ったみたいです(笑)。