生きるべきか死ぬべきか
わーい3月ですよ。サンガツ。私もブログ2ヶ月つづきました。わーい。
さてエルンスト・ルビッチの『生きるべきか死ぬべきか』(1942)。観終わった直後に兄が葛生師匠とスカイプでお話ししてて私もそれ聴いてたんでなんかそこで解消されちゃって、特に書くこともないわー、って感じではありますけど、導入部のヒトラー挿話がまずとてもうまくてしかもそれが伏線になってて、ハムレットの「To be or not to be」のセリフもとっても効果的で、素晴らしくよく作り込まれてる脚本だなーと思います。
俳優ではやはりルビッチの「桃色の店」にも出ていた「フェリックス・ブレサート」が脇役ながら存在感あり。この映画の中でもっともシリアスなセリフを喋る。(しかしそれはあくまで「セリフ」にすぎない)
余談ですが、アドルフ・ヒトラーがもしもあれだけモノマネのしやすい風貌でなかったら、戦中戦後の歴史観は大きく変わっていたのではないかとこれを観ても思います。逆にアイヒマンのようなのがよっぽど怖い。平凡であることのほうが他人をより深い恐怖に陥れる気がするから、たぶん私は平凡さを憎む。
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