ロートレック展


六本木ミッドタウンのサントリー美術館ロートレック展を観に行きました。入り口に、「今回はロートレックの晩年にフォーカスした」とか書いてあるから、どんだけ老成した作品なのかと思ったら、ロートレックは36歳で亡くなっている。全然知らなかった。


展示作品が主に雑誌の表紙や挿絵、それにポスターだったせいか、ロートレックの作品群からは、普遍的な芸術というよりは、時代が産み落としたもの、という印象を受けました。彼は幼くして足の成長が止まっており、いわゆる、畸形である。そんな彼がムーランルージュや娼館に通っている。女を描いては、どうしてこんなに醜く描くの!? もっと綺麗に描いてよ!となじられる。でもその罵声を(たぶん)にやにやしながら聞いている。そういう彼の姿をイメージしながら、展示を眺めました。




そのあと、同じフロアにあるIDEE CAFÉで休憩。プラムの紅茶に、シフォンケーキ。吹き抜けで気持ちよいので(風は強いが、暖房が効いていて寒くはない)、しばらくそこで「路字」の編集作業。ミッドタウン、ヒルズより落ち着いてて、居心地いいかも。ふつうにソファで寝てる人とかたくさんいたし。