奔屋、はじめます
形が整うまで、というか中身がともなうまで黙っておいてバーン!と発表しようかと企んでいたのだけど、相方の小西嬢がフライング気味にブログで書いちゃってたからもう発表します。今後、編集仕事は基本的にライターの小西樹里さんと組んでやることにしました。たいへんできる人です。しっかりした人です。そしてコンビを組むからには名前が必要、ということで名前も決めました。
「奔屋」(ほんや)と言います。
命名はあの批評家・佐々木敦さんです。もうほんとゴッドファーザーです。コルレオーネ・アツシ。奔屋らしく奔走してください、とのドンからのお達しなので走り回りたいと思います。よろしくお願いします。お仕事お待ちしています。
犬はどこだ
と、いうわけですが、さっそくなんだかまたお金にならない感じの仕事が舞い込んできました。こうなるともう町の探偵事務所の気分です。やりがいの搾取? まあ、そうかもね。でもこういうのけっこう好きだったりする。わくわくする。米澤穂信の『犬はどこだ』みたいな感じ。あれも紺屋S&Rとかって名前だったし。奔屋に似てるし。そのうち猫探しとか、古文書解読とかって仕事も依頼されるかも。それはそれで楽しいかも。「町のお悩み解決します!」って看板掲げようかなあー。しかしこのままだといずれは飢え死にするかもね。路上でくたばるかもね。でもまだしないから。生きてるから。生きてるだけで愛、だって。甘いですか? 甘いですよねー。でもとにかくいいものを作りたい。
ごめんよチャコ、おいら家とか買えそうにないや。でもさ、もともと家とかって重たい感じもするし。土地とかあると面倒だし。そのお金で旅でもしたほうがいいんじゃないかと。そして楽しく生きていればけっこう幸せになれるんじゃないかと。甘いかな? ちょっとほろ苦いね。ビタースウィーツだ。でも仕事はちゃんとやりますよ。真剣に。軽薄なのは世を忍ぶ仮の姿なのだよ、ふふふ。