]Life第二期終了


TBS「文化系トークラジオLife」の第二期が終了しました(4月以降も深夜枠ですがさらにグレードアップして続くそうです)。赤坂のスタジオにお邪魔したらすでに緊迫した雰囲気があり。「ダ・ヴィンチ」の取材があったおかげで、すでに場が温まっていたようです。かなり中身の濃い、充実したトークでした(もしかしたら真面目版Lifeの中では今までのベストかも)。
http://www.tbsradio.jp/life/


「自分探し」というテーマをめぐっては、個々の「どう生きたらいいか?」という問いから果てはグローバル化した経済状況まで、さまざまな話が「できる」。逆に言えば「できてしまう」し、終盤で柳瀬博一さんがサジェスチョンしたように、「できたほうがいい」ようにも思います(柳瀬さんは正確には別の言い方をしましたが)。大げさに言えば、そしていささか気恥ずかしいクリシェっぽい言葉で言えば、人生の航海図(地図)のようなものがあったほうが、自分の立ち位置が明確になり、今この人生をただ生きながらえているのではなく、主体的に生きているのだという感覚を抱けるのかもしれない。そのためには、巷で賑わう中途半端な知識や情報だけでなく、もっと広範にさまざまなものを摂取して……。


と、書きながら、あきらかにそんなの私できてないし(苦笑)、さらに若い人はなおさら経験もないわけだから(なくて当然なのだから)、ではそれはトークでもあったように教育の問題かといえばそうかもしれない。でもその教育を受けられなかったからと誰かを恨んでみてもそれはもはや取り返しがつかないよねという話にしかならないので、もちろん社会の問題はさまざまにあります、でもとにかく私たちは今ここに生きているのだということ。今私たちはそれぞれの場所で生きていて、かぎられた知識や経験しか持ち合わせていないけども、そこから始めるしかないし、そしてたぶんそれは、そんなに怖いことではないのだ。