新雑誌りたーんず


新雑誌りたーんず、すでに各所で話題です。ライターの九龍ジョーが「これは雑誌じゃない。別の呼び方が必要だ」と半分くらいポジティブな意味で言ってました。なかなか思うようにいかないことばかりですけど、反応があることを頼りにがんばります。


http://taco.shop-pro.jp/?pid=13235264タコシェのブログ)
http://blog.head-phone.in/?eid=125205(ヘッドホンのブログ)
http://hyaku102.exblog.jp/9606967/(百年のブログ)
http://d.hatena.ne.jp/masayukisakane/20090502(阪根Jr.タイガースのりたーんず六番勝負)



取り扱い店など、詳細はこちらです。
http://kr-14.jp/kr-14web/2009/04/416.html


19日


アゴラのロビーに毎日つめている(劇作のための取材をしているらしい)岸井大輔さんと少し話す。岸井さんは思っていたよりかはこの「キレなかった14才♥りたーんず」に対して批判的だった。といっても毎日ロビーに来てるくらいだからポジティブな意味なんだけど。いうなれば毎日足下にいる爆弾。トロイの木馬みたい。基本オープンなので、みなさんもふらっと訪ねてみてはいかがでしょう?
http://14199702091982.seesaa.net/


すでにかなり内部に潜入してしまっている僕は、この「キレなかった14才♥りたーんず」を客観的に見ることが難しくなっている。毎日アゴラで、目の前で起きていることが圧倒的に面白いので、まずはそれにまみれてみたい、としか”今は”思えない。外側にいる人とコミュニケーションをとりたいという気持ちも、なくはないのけど、目の前で起きてることをオモシロがることを最優先にしたい。よくもわるくも、もはや個々の劇評、ということでは捉えられないものがここ(こまばアゴラ劇場)で発生しているわけなので。そういう意味では、かぎりなく現場に近いところにいながら、外側からの言葉を模索している岸井さんのスタンスは面白い。もっとお話ししてみたい。




この日は、前から気になっていたいろんな人に会う。柴くんの集客力のなせるわざか。その柴幸男が作・演出の『少年B』初日。ゲネしかまだ観ていませんが、僕にはあまりにストレートすぎる気がしました。ストレートなほうに向かった理由については、今回の雑誌「りたーんず」の彼のインタビューや、□□□の三浦康嗣さんとの対談を読むとある程度わかります(とさりげなく宣伝)。その手法はさておくとして内容の話をすれば、たぶん僕が「14才の自意識的マインド」をどっかに捨ててしまったのが問題なのかもしれなくて、こっち方面のノスタルジーには僕はどうしても冷淡になってしまうのです。というのは、やっぱ14才だの地方だの、不良だの、好きな女の子だの、といった世界は、やっぱしょせん親がいて家があって、という安定した状況に守られているにすぎないじゃん、、、と思ってしまう。だって黙っていても(小うるさいにしても)親が勝手にご飯を作ってそれを食べさせてくれるんでしょう?みたいな。そういった煩悶や原風景は僕には皆無なので。でも「刺さった」と感想を洩らす人がたくさんいる以上、刺さる人にはめっちゃ刺さるようだし、残りの5公演でそれがどういうふうに変化していくのか。そしてもしかしたら、どこかで僕の歪んだ心(笑)をそれがこじ開けてくれるかもしれない、と期待しています。なんかもっと記憶の底の深いところをえぐってほしい(仮にそんなものがあるのだとしたら……)。なんにしてもゲネしか観てないんで、まずは本公演を観たいです。(大柿友哉くんがキュートだった。この年齢ばらばらの役者チームの関係性も面白いところ。)