図書館にて


調べ物のために図書館に行って、倉庫から目当ての資料を取り出してもらうのを待つあいだ、かわいい女の子が本を借りようとしていて、ふと見たらそれが自分の編集した本だった。思わず「ちょっとお嬢さん、それは私が手がけた本なのです」と口に出しそうになったけども、七面倒くさいことになりかねないと思ってやめた。(でも少し感銘を受けた)


お嬢さん、今夜はその本を抱いて眠るとよいよ。いや、せめて枕元に……。