革命の日々


早起きが板についてきた。朝食もしっかり食べている。珈琲を淹れる。そして午前中から机に向かって仕事。気が向けば散歩にいく。自転車に乗る。洗濯する。PCの中身を掃除する。本を読む。音楽を聴く。ラジオを聴く。自炊もする。……というか自炊しかしていない。どうもあのアゴラの日々の結果として、集中力と貧乏を手に入れたらしい。貧乏なのは何がいいかというと、飲みに行かないということである。必然、自分だけの時間が増える。そしてそれを持て余すこともなく、集中して仕事やその他の試みに取り組むことができる。素晴らしい。そうしてはいけない年齢の頃から(?)外で飲み続けてきたので、これはちょっとした革命である。とはいえ毎日誰かしらには会っているし、とてもいい話ができている。仕事も快調だ。まさか人生最大の貧乏によって、人生最大の充実を手に入れることができるとは。おそらくこうした幸福の時は、せいぜい一ヶ月も続かないだろう。だとしても。だとしたら。その一ヶ月は自分のために使いたい。おそらくは二度と到来しないであろうチャンスなのだから。


このあいだ、神里くんと一緒に銀座線と東西線を乗り継いで西船橋まで行き、来日中のミチオ高倉さんに会った。高倉さんはパラグアイ在住で、『グァラニー〜時間がいっぱい』でもかかっていた、「グランチャコ 愛のテーマ」を作詞した人である。在外日本人として、唯一国政選挙に立候補した人でもある。「日系ジャーナル」創設者でもある。そして大変な……夢想家だった。南米大陸の力強さを感じた。その後、神里くんと吉野家でビールを飲みながら感想を話し合って、それもまた刺激的だった。どちらも録音してあるので、もしかしたらそのうち、文字に起こすかも。


高倉さんから貰ったマテ茶を毎日飲んでいる。