バルサとか


昨夜は来日中のダビデさんがうちに遊びに来た。なぜかダビデさんはちょっとはしゃいでた。もう少し長く話したかったのだけど、まあ仕方ない。この異国のポリヴァレントな越境人が、なに考えてるのか気になる。1年一緒に住んだけど、やっぱりそれがわかりきるってことは全然ないな。


深夜チャンピオンズリーグ決勝。もうちょっと拮抗した試合だとスリルがあったんだけど、残念ながらマンUは最初の10分足らずだけが見せ場。あとは前線が孤立して、中盤の空いたスペースを完全に制圧されるという典型的な宝の持ち腐れだった。個々のレベルが高くてもふとしたことでチグハグになる、という悪例の象徴。一方のバルサは、前線から最終ラインまでが有機的に動いてく。美しい。彼らは自信に満ちあふれていた。グアルディオラ率いるバルセロナには、このパスサッカーでぜひ一時代を築いてほしい。ラインを高く保持するパスサッカーの難点として、引いて守る相手に対して攻めきれないでカウンターを食らう、という失点パターンがあるわけだけども(日本代表もそうだし、FC東京はもっとそうだ)、シャビのようにアイデアと精度のあるパサーが中盤にいて、しかも前線の選手がこれだけドリブルできてかつ決定力もあれば、仮に1発や2発カウンターを食らってもどうってことないだろうな……なんとも羨ましい。先制点もイニエスタのドリブルから。メッシーに至ってはほとんど天使の子供みたいだった。




しかしやっぱり、深夜に観るのは眠い。普通に夜サッカーを観て、そのあとバールで一杯みたいなのがやっぱりいいよなあ。最近BBCのラジオばっか聴いていて(英語がわかるわけじゃないんだけど)、朝聴くと夜っぽい選曲だし、夜聴くと朝っぽい選曲なのが微妙に腹立たしい……しょうがないけど。あ、全然それとは関係ないですが、明日金曜の夜はNHKを要チェックです。


http://www.nhk.or.jp/tamago/program/20090530_doc.html