2009-01-01から1年間の記事一覧

事業仕分け(芸術)関連メモ

ひとまず元のソースを張っておく。誰かリンク集作ってないのかな。 http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/h-kekka/pdf/nov11kekka/3-4.pdfhttp://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/h-kekka/pdf/nov11kekka/3-5.pdfhttp://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sass…

限界芸術on twitter

twitterで書いたものをそのまま繋げてみる。後半は@nomuramssとのやりとり。

あの人の世界の「リアル」

明日から数日間日本を離れるというのに、ほぼ何の準備もしていない。そして飛行機に乗って、昨夜観たサンプルのイメージをそのまま持っていく。異国の地ともそれは馴染む気がする。

軽躁のターン

菊地成孔がスタジオボイス最終号の湯山玲子との時事放談で、

15 minutes made

若手劇団のショーケースのような作品集。15分の作品で参加するという芝居。それによって観客と団体、団体と団体の出会いをもくろんで、6劇団を集めての公演なのだが、これが良かった。観に行ってとても良かった。アフタートークの雰囲気も含めて、劇場に人…

サンプル『あの人の世界』

さあ、そしてサンプルを観た。ある程度の予感はあったのだが、これほどとは……。とても素晴らしかった。これまでのサンプルの作品に比べて(いくつか観たかぎりでは)抽象度が高まっており、それによって物語の進展ぶりに自由度を獲得している。だが、同時に…

乞局『汚い月』

醜悪である。舞台空間が異様にスカスカで、ひりひりとした郊外的な渇望感がある。登場する人物たちはことごとくどこかが壊れていて、ありえない会話がそこかしこで展開される。 ミヒャエル・ハネケ監督の映画『ファニーゲーム(USA)』にも似た、妻が来訪…

□□□

三浦さんかわいすぎる……

柴幸男演出『チャイニーズスープ』

平田オリザが初めて青年団以外の外部のために書いた戯曲を、19年ぶりに書き直したもの。東西冷戦の終結によって職を失ったスパイたちが、さらに20年を経過して老いており、舞台も「壁」崩壊直後のベルリンから現代のイスタンブールへと移設されている。そし…

当ブログに関して(しばらくの方針)

今日はいろんな方に面と向かって遭遇して、このブログを見て心配してくださっていることを知りました。心配かけて申し訳ない! が、実人物を見てのとおり、たしかに痩せはしましたが心身ともに健康でありますし、少々口は悪くなっているかもしれませんが、そ…

今日は嬉しいお誘いや連絡がいくつかあった。うれしいなあー。すごくうれしい。自分がどんな人たちとどんなふうに生きていきたいのか、というイメージがだいぶ湧いてきた。今までとたぶん何も変わらないのだけど。

うなされて目覚める。熱のせいか汗をぐっしょりかいている。すごい夢だった。かなり濃密な物語だった。そして目覚めて、だーっと一晩ぶんのつぶやきを眺めて、このわずか一日のうちにいろんなことが起きていたと知り、そこから力をいただく。じぶんがいなく…

フルカワヒデオスピークス!

今日は渋谷タワレコと神保町の三省堂でフルカワヒデオスピークス関係のイベントがあったのだけど風邪で断念。熱が下がらない。でも『フルカワヒデオスピークス!』、内容もカタチもとても良い本だと思いますので是非買ってください。「エクス・ポ」からの初…

移動せよとつぶやきは言う

世間様はどうやら順調に動いているようで、結構なことでございます。これは皮肉でもなんでもなしにすばらしいことだと思うのです。みなのつぶやきが、地球の自転を知らせてくれます。それは心地の良い回転のリズムです。 私はいま風邪を引いて世間の動きから…

まともな日本語が読めないし書くこともできない。何かが壊れてしまったようだ、その感覚は7月の初めにも似ていて空虚だが、今度の空虚は結構苦しい。たぶん、前よりもっと深いところに入り込んだせいだろうと思う。そこから何かをつかみだしてきた、という…

朝、とても寒い。下北沢にて。まだうまくキーボードを打てない、思考のリズムと手の動きがうまくリンクしない。寒いからではなくて体力がない。ただ、昨日のLife@ムサビのイベントはとても良かった。おとといの「研究会」の打ち上げも刺激的だった。考える…

風邪

めまいがする。いろんなことが〈私〉に関係してくる。何を見ても何を聴いても。これは驚くべきことだと思うのだけど、いかんせん器である〈私〉は風邪で、頭痛やら口内炎やらと闘っている。すべてのことは選択できない。ひとつを選べば他のものは捨てられる…

追記

あ、しかしなんとかまだ大丈夫です。いうなれば「防御フィールドを前方に集中しろ!」的なことなので。よくわからないような喩えですが。

うきよ

ああ、また観たかったお芝居を見逃した。 体力ほぼゼロのなかで、なんとかシモキタまでいってビデオ(DVDに非らず)を借りてくる。というか返しにいったついでに借りたかったものを借りる。貴重な資料(飼料)だ。雨が寒い。ついでに食糧や薬など買い込んで…

今を生ききるための10箇条

精神的にかなりキツくなっている。袋小路だ。抜け道が見えていないわけでもないのだけど。たぶんあの夜から、開きっぱなしになっているせいなんだろう。開いたものは閉じなくてはいけない。いつもは夢をみて調整してるけど、あれからほとんど眠れていない。…

分裂

昨日はフルカワヒデオ200ミニッツ予想をはるかに超えて凄かった。ANIMAのヴォーカル小島ケイタニーラブがうまいことアイスブレークした舞台に虹釜さんと鈴木康文さんが再登場して以降、脳の奥のある部分に何かが届いて開放を迫ったのであとは開けたままにし…

フルカワヒデオ200ミニッツ

今夜は渋谷O-nestでフルカワヒデオ200ミニッツ。様々なアーティストと朗読のコラボです……だと思います。書くことと読むこと、そして喋ること、さらには演奏すること、はすべて異なるものだと思いますが、ある意味ではそれがひとつの空間の中でギュッと濃縮さ…

ご期待下さい!ご期待下さい!

ヘアカットさん

最近ではTwitterもあるわけだし、ブログの存在意義は相対的には下がる、だからここは自分自身のために書こうと思いながらも、やっぱりブログは外側に向けて書くわけで、だからここで何かを紹介するとなると、それは「その存在を多くの人に知ってほしい」とい…

時間堂『スモールワールズエンド』

昨夜は、時間堂のワークインプログレス(試験公演)を観に行きました。上演されたのは『スモールワールズエンド』の中から、マリヴォー「奴隷の島」とアゴタ・クリストフ「星々を恐れよ」の2本。「奴隷の島」はきわめてグロテスクなユートピア的風刺作品。…

反世界の旅

ある部分だけを取り上げれば、あたかも「私/自己/個人」VS「他者/集団/社会/システム/世界」というような安直でナイーヴな二分法にもとられかねないのだが、倉橋由美子の第一作品集『パルタイ』(1960)は、実は(というか当然)そうした居心地の良い…

凹型の世界(密告=告白)

あなたがたはなにごとにも口実をみつけることができる。ぼくもそうだった。ぼくがLにたいしてサディストであることの理由づけは、彼女がぼくの妻となって祝福されるときも騒ぎたつ海に入水するときも、けっしてぼくは手を握ろうとしなかったし興奮ですこし…

……

今朝の読売新聞の文化面には、ノーベル文学賞のヘルタ・ミュラーの話とシモーヌ・ヴェイユ生誕100年の記事が載っていて、ささくれだっていたわたしの心はいくらか休められた。もうこの星に居場所はないのだから、どこかに脱出しなければ、などと途方もな…

「翻訳者の課題」接線と円の比喩

三省堂、仲正さんのベンヤミン講義第二回、テキストは「翻訳者の課題」(岩波文庫『暴力批判論』所収、野村修訳)。

flexibleな小説のためのささやかな拒絶

ただひとつの小さな望みは、これが小説という曖昧で否定的な形式を多少歪めるか押しひろげるかして自分の場所を確保する可能性にかかっている。だからこれは明らかに、ある堅固な小説概念の破壊を仕事とした反小説でもない。すでに破壊という形式だけが唯一…